はじめに:音で見る東京駅

ap.jpg

「まちの音」は、とても面白い。最近、あらためて気づきました。音は、容赦なく記憶を呼び出すのです。
ちょうどそんなことを考えていたときに、「100人の東京駅」の撮影会を取材する…というお話をいただきました。とにかく朝から暑かったので、午前中は早々とクーラーのきいたビルに逃げ込んでしまいましたが、午後は、フィールドワーカーであることを自覚しながら、少しまじめに東京駅を歩きました。といっても、取材というよりは、じぶんの興味で「まちの音」を採集したにすぎません。

以下で紹介する東京駅の音は、10枚の写真と対応しています。やりかたはシンプルです。まず、気になったところでしばし立ち止まり、まわりの様子を観察しながら、3分ほどの「まちの音」を採集します。そして、写真を数枚。これをくり返しました。写真は、いっこうに上手くなりませんが、あの日の音を聞きながら見ているだけで、なんとなく暑くなったりします。

慶応大学 環境情報学部
加藤文俊研究室